企業の不祥事

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46346

働いていて感じているのは、今の企業(勤め人)は目先の利益・目先の納期に追い立てられていて、余裕がないので、「ちょっと待てよ」と立ち止まることが出来ない状況にあるということ。
余裕のない状況が、「個人のプライド」をすり減らしていて、立ち止まらかった時に何が起こるのかを想像したり・判断したりする能力を奪っているのかなと思う。

建築物の場合は不正をしても簡単にはバレないというのも不正の温床になる。機械の場合でも、溶接とかのいわゆる特殊行程であれば、後から検証できなくなるから、誘惑に駆られる余地はある。

記事が言うように、個人一人一人がプライドを持つことが大事という点はすごく重要だと思う。いくら会社に立派な品質管理システムがあっても、個人個人の意識が低くては機能しない。個人個人が、勉強・研鑽を継続しながら、目先の利益や納期の圧力に屈しないだけの知識や判断力を持つようにしたい。日本人には真面目さがあるのだから、きっとそういうプライドを取り戻せるはず。